「すみだ向島の風景をつくる」ワークショップnews④:workshopの進め方について(長谷川逸子)
「すみだ向島の風景をつくる」2019summer workshopの進め方を発表します。
クライアントは設計をするあなたです!!
今回のワークショップは、いわゆる大学の設計製図授業のように赤鉛筆を持って建築のエスキスをチェックするのではなく、ディスカッションを通じてしっかりとコンセプトをつくることに重点を置きたいと思っています。
皆で話し合いながら、人口減少、 空き家、働き方改革、生活環境、都市として東京は今後どうあるべきか、どんな住み方・生き方をしたいか、そして戦前から続く木造密集地における居住の可能性と向島・京島に住む意味など、各自のテーマを磨き上げ、それぞれ実際の空地に戸建て住宅を提案してほしいと思います。
具体的には、参加者はエスキスを自宅でやってきて、ワークショップの場で発表し、講師や参加者相互でディスカッションしていきます。第1回(7/20)は敷地見学と敷地選定、シンポジウムでまちづくりの主体となってきた方々の声を伺います(当日参加できない方のための見学会の代替日は8/3)。
第2回(8/10)・第3回(8/17)は、未来に向かう戸建て住宅のコンセプトについてディスカッションをしたいと思います。そして第4回(9/21)、第5回(10/12)は提案(図面+模型)を持参していただき、意見交換をしながら密度を上げていきたいと思います。そのようにディスカッションの場、「道場」として進められればと思っています。
そして、選考に残った作品は「向島国際デザインワークショップ」、「すみだ向島EXPO(仮称)」に出品し、各回のディスカッションを収録した1冊の作品集をまとめたいと思っています。
NPO「建築とアートの道場」代表 長谷川逸子