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「すみだ向島の風景をつくる」ワークショップnews②:キラキラ橘商店街と爬虫類館分館カフェ

京成曳舟駅周辺の京島1丁目は、2012年の鉄道高架と再開発で高層住宅や大型店舗が立ち並ぶようになりましたが、そこから南に進んだ2、3丁目は古い街区の残る街。その中央を斜めに横切るように「キラキラ橘商店街」があります。田丸神社とポケットパークがある京島2丁目の交差点から商店街を歩いてみました。昭和27年創業のおでん屋さん、その向かいはオープンして4年のパン屋さん。お肉屋さんも60年来、現在は2代目。ここで店を開いて80年くらいなか、という八百屋さんの店頭には自前の水ナスや沢庵のお漬物。今日は雨なので小さく出しているけど、いつもは樽で用意しているとか。おじさんのとなりでは、トモくんがお昼寝をしていました。

やはり2代目という花屋さんの店頭は植物であふれていました。立派な鬼灯は大分から直接買い付けたものだそうです。豊富な種類の野菜から果物を取り揃えいっぱい値札の立った賑やかな店頭の八百屋さんはこの商店街で店を開いて30年とか。通りのあちこちでお惣菜を売っていて目移りしてしまいます。工場もバックヤードに備えたお豆腐屋さんの店頭は、午後だとだいぶ売れてしまって、オリジナルのしそ豆腐ものこりわずかになっていました。色あせた看板のカステラ屋さんの戸口にはいかにも日本猫らしい黒斑が店番をしています。商店街から毛細血管のように路地が伸びて行きます。シャッターの降りた店舗もあちこちにあるのですが、お菓子、お茶、佃煮、乾物、鮮魚なども揃い、日常の買い物には困らない感じです。

一方で新しい店舗が進出しているのも目に留まります。カフェを併設した福祉系事業所にはwifiサービスも。リフォームして5年前に開き、福祉の事業所というと入りにくいからとカフェも一緒にはじめたとか。フレンチプレスで淹れた自慢のブレンドコーヒー美味しかったです。

キラキラ橘商店街が明治通りに抜けたところに、爬虫類館分館カフェ、通称ブンカンがあります。10年前にリフォームして開店、このあたりの新規出店の先駆けとなった店舗だということでした。今日はちょうど週1回仕入れているという天然酵母パンが大テーブルの上にずらりと並んでしました。1丁目の再開発があって人口も増え、5年くらい前から新しいお店も少しづつ増えてきたかなということでした。今日は残念ながら閉店していた仮面屋さんも新しい店舗の一つです。

今日はまち歩きにはあいにくな雨でしたが、1丁目の大規模な再開発事業と、2・3丁目の、1つずつの細胞が入れ替わっていくようなゆっくりとした新陳代謝の対比が鮮やかに浮かび上がってきました。

キラキラ橘商店街 http://kirakira-tachibana.jp/

田丸神社とポケットパーク

創業60年というお肉屋さん

おでん屋さんの店頭

先代が店を開いて80年、水ナスの漬物が美味しそう

店番のともくん

植物が溢れ出すお花屋さん。

見事な鬼灯は大分から直接買い付け

賑やかな店頭の八百屋さん。ここで30年。

通りのあちこちにお惣菜が並んでいて誘惑に駆られます。

カステラ屋さん?

店番は黒ぶち猫さん。

裏が工場だから、というお豆腐屋さん。オリジナルの紫蘇豆腐

商店街から毛細血管のように路地が伸びていく

カフェを併設した福祉系の事業所

フレンチプレスでコーヒーを淹れてくれます。

通称「ブンカン」、新規店舗の先駆け的存在。

今日は天然酵母のパンの仕入れ日。

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