藤原大さん「色からデザインを考える」を開催しました。
新春レクチャーシリーズ第1回、藤原大さん「色からデザインを考える」を開催しました。 まずは藤原さんにアカデミック、リージョナル、コーポレートという3つの重なりのなかで、展開している様々なプロジェクトのご紹介をしていただきました。藤原さんは色以外でも様々に問題を解決するためにデザインを活用しているといいます。今回は色とデザインについて。地域に存在する色には必ず何かの意味があり、環境を構成する要素になっているといいます。江ノ電のプロジェクトやアマゾンやアフリカまで「カラーハンティング」に出かけてはそこにある「本物の色」を紙に伸ばした絵の具や色見本という物質とデジタルな映像の両面から捉えて新しいデザインに展開していく手法などをご紹介いただきました。根本となる思想を捉えていればデザインは自ら社会に広がっていくから、素材そのものにコンセプトを込める、そうすると服でも建築でもあらゆるものに広がっていくといいます。個とマネージメントのバランスの時代にマイクロユニットで、プロセスに色々な人たちと携われる可能性を大事にしているとも。